子供の癇癪(かんしゃく)どうすれば良い?対応方法と発達障害との違い

子供の癇癪 子育て

こんにちはHisaです。

子供の癇癪で悩んでいませんか?
少しでも嫌なことがあると怒りだしたり、思い通りにならないと手が付けられなくなったり。
一般的に癇癪持ちと言われたりしますが、こうなると対処が難しく親としては困ってしまいます。

このような時にどうすれば良いのか、ということについて
癇癪を起してしまう原因と共に解説します。

我が子も癇癪持ちで苦労した実体験から言えることとしては
2歳児頃のイヤイヤ期を幼児・小学生が同じようにやっている感じです。
もちろん声の大きさや力の強さが違うので、親としては大変さだけが増え、手が付けられない状態になります。

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癇癪を起す原因・要因とは

理由
何故癇癪を起してしまうのか?これは子供に限ったことではありませんが
我慢ができる大人と比較して、近い将来を予測し辛い子供は、目の前の「したい」「欲しい」といったことに対しての
我慢ができずに癇癪を起してしまいます。
子供によっても、我慢のできる許容範囲や、癇癪の起こしかたに違いはあります。

癇癪を引き起こしてしまう原因とは何か?

1.生理的な欲求からの癇癪

「したい」「欲しい」など生理的な欲求から癇癪を起してしまうケースです。
・寝たい
・遊びたい
・買いたい(手に入れたい)

といった、子供では誰しもある欲求ですが、年齢と共に我慢ができるようになってきます。
しかし個人差があるので、本当に我慢ができるようになるタイミングは異なります。
その時の体調や気分次第でも癇癪を起こす時、起こさない時があります。

2.パニックからの癇癪

子供は自分の思っていた通りにならない時に、頭の中で処理できずにパニックを起こしてしまいます。
これにより癇癪を起してしまうことがあります。
感情をどう表現すれば良いのか分からず、癇癪により表現しているようなイメージです。

何かを伝えたいときの癇癪

何かを伝えたい、コミュニケーションを取りたいけど取れない。
といった時に、癇癪にて注目してもらい伝えようとする場合です。

様々な要因で発生してしまう癇癪ですが、生理的な欲求で起こす癇癪が多いように感じます。
また生理的な欲求と何かを伝えたいけど伝えられない、という組み合わせで発生するケースもあります。

癇癪の状態

怒り
癇癪になった時の状態というのは、子供自身もコントロールができていない状態です。
・怒って叫ぶ
・人や物を叩いたり蹴ったりする
・暴力的になる(物を投げる、壊すなど)

といった行動が見られます。
3歳~5歳くらいまでの子供に見られるケースが多く、小学生でも起こす子供はいます。
(2歳頃はイヤイヤ期としていますが、イヤイヤ期の延長のようなものです)
大人になっても癇癪持ちの人は少なからずいますので、子供の頃から注目しておくほうが良いです。

癇癪を起した時の対応・対処法

手を差し伸べる
子供が癇癪を起してしまった場合ですが、子供もコントロールできていない状況なので
まずは親が冷静になることが大事です。
癇癪を起した子供はとにかく手が付けられず大変です。分かっていても必要以上に怒ってしまったり
力で抑えつけたくなることがありますが、ここで親が我慢することで状況は変わります。

対応・対処方法としておすすめなのが

1.少し落ち着くまで待つ

癇癪を起したては、何を言っても聞かず暴れています。
優しくしようが、抱きかかえようとしても拒否されて攻撃されることがあります。
少し落ち着くまで待ちましょう。
状況は変わらなくても、少し時間が経つことで子供自身が、外からの言葉を受け入れる準備ができます。

2.癇癪の原因を聞いてあげる

冷静に、普段の口調で、何が嫌だったのか、どうしたかったのかを聞いてあげることです。
「何が嫌だったの?」「どうしようと思ったの?」と聞くことで、子供自身も自分が何をしたかったのかを理解できます。
何が嫌で、どうしたかったのかを理解できることで、次にどうすれば良いのかを親子で話し合うことができます。
これを理解できると落ち着くことができる場合が多いです。

特に重要なのが、親が子供の癇癪に付き合ってしまい、怒ってしまうことはダメです。
「なんで言うこと聞かないの」
「もう〇歳なんだから分かるでしょ」
「なんでうちの子はこうなるの」
といったことは口にせず、とにかく冷静に対処することが大事です。

そして、癇癪を起した原因が理解できれば、次にどうすれば良いのかを話し合って完結させます。

例えば、「まだ公園で遊びたくて家に帰りたくない」と癇癪を起した場合に
「もう暗いから帰らないとダメだよ」
「みんな帰ったし、帰る時間なんだから言うことを聞きなさい」
といった伝え方では、余計に癇癪を起してしまい、ますます手が付けられない状態になってしまいます。
このような場合には
「公園で何をしたいの?」ということを聞いて、「滑り台をしたかった」という原因が分かれば
「最後の1回だけして終わろう」と約束をして滑らせるか、「暗くてケガしちゃうから、お家でブロックのおもちゃで遊ばない?」など
違う方向に意識を持っていき、なだめていくのが良いです。

そもそも癇癪を起さないようにするために

冷静にいることが大事ですが、親としてもその時の予定や体調などもあり、
癇癪を起してしまうとイライラとしてまうことは当然です。
力で抑えつけても解決にはなりません。

そもそも癇癪を起さないように準備をしておくことも大事です。
事前に約束しておくということで、癇癪を起すことを抑えることは可能です。
スーパーに行く前に「今日はお菓子は買えないからね、また明日買おうね」と理解させてから入る。
公園に行く前に「今日は○○時に公園から帰るから、時計の針がここにきたら帰ろうね」というって理解させてから行く。
といったことをしておくことです。
いざスーパーのお菓子売り場や、公園から帰るとなって癇癪を起しそうな時に
「明日買うってお約束したから明日買おうね」
「もうすぐ時計の針がここに来るから、そろそろ最後の1つ遊んで帰ろうね」
と伝えることで、子供がパニックにならず、約束を再認識して理解できるので癇癪に至らずに済みます。

このように我慢できることが増えてくると、その後も頭で理解でき我慢ができるようになってくるので
小学生、中学生と年齢が上がった時にも、理解して我慢のできる子供になります。

癇癪の際にしてはいけない対応

NO

怒り返す

やってしまいがちですが、癇癪が起きた際に抑えつけようと大声で怒ってしまうのは間違いです。
自体を悪化させるだけでなく、次の解決にも繋がらないのでやめましょう。
怒ってしまう気持ちは分かります。癇癪って理不尽ですから。
しかし、大人である自分が解決しないと、という気持ちをもって冷静に対応しましょう。

子供の欲求をのんでしまう

まだ遊びたかった、まだゲームがしたかった、買いたかった、などの欲求で癇癪を起している場合に
それを実現させてしまうことも良くないです。
もって遊ばせてあげる、買ってあげる、という行動をしてしまうことで、
子度は癇癪を起こせば、親は欲求を聞いてくれる(叶えてくれる)と理解してしまいます。
これは次の癇癪へと繋がる要因となってしまうのでやめましょう。

癇癪と発達障害の違いについて

あまりに癇癪が酷い場合などに、もしかして発達障害なのでは?と思ってしまうことがあります。
発達障害の子供の場合は、相手の言葉や気持ちを理解することが難しい場合が多いため
保育園や幼稚園、小学校でお友達とトラブルになるケースが発生しやすいです。
もし、自分の子供が集団生活の中で、お友達の気持ちを理解して、譲り合ったりでてきる場合は発達障害の可能性は低くなります。

また言葉の遅れがあるのも発達障害の特徴の1つなので、同年代の子供と変わりなくおしゃべりができていれば
発達障害を疑う必要はそこまでありません。

癇癪を起しやすい子供の特徴としては
集団生活の中で我慢しがちな子供
こだわりが強い子供
は癇癪を起しやすく、発達障害かなと疑ってしまう場合がありますが、しっかりと子供の様子を観察し見極めることが大切です。

発達障害の可能性がある場合、きちんと判断をしたい場合、発達障害のサポートを受けたい場合は
発達障害者支援センターという国立の機関がありますので、サポートを受けるのも解決への1歩です。
http://www.rehab.go.jp/ddis/action/center/

まとめ:親も子供のことを理解しよう

子供により癇癪の原因や、起こしやすさというのは違いますが
成長している証でもありますし、性格の1つのようなものでもあります。

癇癪についても理解することで、より子供への理解も深まります。
大人になって忘れてしまっているだけで、自分もどれほどの癇癪を起していたのかを覚えている人は少ないです。

親として、子供の気持ちを理解することも大切なので、癇癪についてや、子供がどう思って行動しているのかについて
こちらの本で学んでみてください。


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ということが書かれた本で、世界的にヒットしている本なのでおすすめです。
文字だけではなく絵もついているので、子供の気持ちを理解しやすい本です。

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