子供に多い【食事の時のえづき】の原因について

食べない 子育て

こんにちはHisaです。

子供が食事中に「えづく」「えづき」についてのお悩みありませんか?

・食事を食べる前にえづく
・食事中にえづいて吐いてしまう
・えづいてあまり食べようとしない

このような「えづき」の原因について解説していきます。

✓もくじ

  • えづきの種類について
  • えづく原因とは?
  • 病気?治療は?治るものなのか?
  • まとめ

私も子供が2人います。
長男が3歳頃から、食事を食べる前(席について食事を見た時)に「おえっ」と言ってえづくようになりました。
2歳後半頃からは、食事中(食べている最中)にえづいて吐いてしまうことがありました。

最初は気にしていませんでしたし、親の反応が面白くてわざとやっているのかな?と思うこともありましたが
3歳を過ぎてからは、えづく頻度が増えてきたので何か原因があるのでは?と思うようになりました。

症状としては、とにかく夕食時にえずきます。
保育園の先生とかに聞いてみると、保育園での昼食時は特にえづくことは無い。
ただ、好き嫌いも多く、食べ終わるのが遅いのでゆっくり食べさせてくれている。ようでした。
2歳過ぎた頃から、とにかく好き嫌いの多い子ではあったので、野菜とか、食感の嫌なものは絶対に食べようとしませんでした。

本で調べたり、ネットで調べたり…
ということをして原因を調べていましたが、これと言って解決までは至りませんでした。
しかし、よくよく考えてみると
夕食時にえづく → 家の食事が原因?
好き嫌いが多い → 食べ物に対して?

との疑問が浮かび、調べていくうちに原因が掴めてきました。

5歳となった今では、ほとんど「えづく」ということは無くなり、毎日良く食べています。
あんなに食べるのが遅かった子が、今では保育園でも家でもおかわりをするようになりました。
たまに嫌いなものがあると、えづくこともありますが、ほとんど気になるほどではなく、
食事中に吐いてしまう、ということも無くなりました。

同じお悩みをお持ちのかたに是非読んで頂ければと思います。

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えづきの種類について

食事について

食事中のえづき、と言っても何パターンかあると思います。

  • 食事前にえづく
  • 食事中にえづく
  • えづいて吐いてしまう

のようなパターンがあります。
うちの子供の場合は、
「食事前にえづく」「食事中にえづく」「えづいて吐いてしまう」です。

まずは、このえづく種類を理解することで、何が原因でえづいてしまうのかを理解することが大切です。
その後に1つずつ対処していきましょう。

えづく原因とは?

それでは、えづく原因について1つずつ見ていきたいと思います。

食事前にえづく

実は、これが最後まで悩んだ原因でした。
食事前にえづくということが、子供には申し訳ないことに理解できていませんでした。
原因として最初に思いついたのが、「単純に嫌いな食べ物だから」といことでした。

確かに嫌いな食べ物(人参・ピーマン・葉物 など)があるとえづくことが多かったです。
しかし、好きな食べ物(ハンバーグ・コロッケ など)でもえづいてしまっていました。

お腹が一杯というわけでもなく、さっきまで「お腹すいた~、ご飯まだ?」と言っていた子が
食事の席に着いた途端にえづいてしまうんですよね。

病院に行ったり、調べたりしてみたところ原因としては、いくつかありました。

嫌いな食べ物による

1つ目は、嫌いな食べ物があるから
これはそのままですが、嫌いな食べ物があると想像してしまって気持ち悪くなってしまうようです。

反応を楽しむ

2つ目は、親の反応が面白いから
嫌いな食べ物があって「おえっ」と言ってしまった時に、親が過剰に反応して
「えっ」「なになに、大丈夫?」「どうしたの?」と反応が大きいと、それが面白くて(また見たくて)
次の時に、好きな食べ物でもわざと「おえっ」と言って、親の反応を楽しもうとします。
楽しんでいるだけだといいのですが、これが習慣となり癖づいてしまうと良くないので、
大げさに反応しすぎない、ということも大切ですね。

精神的ストレス

そして3つ目が精神的な問題です。
うちの子供の場合は、これが大きな原因でした。
1つ目、2つ目の原因というのもあてはまっており、原因の1つではあったのですが
この精神的な問題が1番大きな原因だったんです。

食事中のえづきはストレス!?

この食事中にえづいてしまうことですが、大きな原因はストレスでした。
我が家では、えづいてしまった時に、嫌いな食べ物があってわざと「おえっ」と言っていると思い
「わざとやらないよ」「ちゃんと食べなさい」と強めに行ってしまうことがありました。
それに、嫌いな食べ物があっても、「残さないで食べなさい」「一口でも口にいれなさい」と言ってしまうことがありました。
どうやら、このことが食べることへのストレスとなり、えづく原因を作っていたようです。

思い当たるかたいませんか?
もし思い当たる節があれば、言い方を変えるなり、無理をさえないようにしてみると良いと思います。

食べないといけない
食べないと怒られる

と思い込んでしまい、それがストレスとなり、拒否反応が出てしまうんですね。
子供って元気で騒がしくても、やはり繊細な部分を持っているんです。
特に、食べることに対して興味の薄い子供に起こりやすいというのもあるかもしれません。
実際にこのストレスが原因でえづいてしまう子が多いようで、食事前に「食べないといけない」「食べたくないけど怒られる」
と思い込んでしまい、ストレスとなり、えづきに繋がってしまうようです。

食事中にえづく

食事中にえづく原因として考えられることについて紹介していきます。

喉につまってしまう

食材が大きかったり、口に入れすぎてしまったりと、
飲み込む際に喉に詰まってしまい、えづいてしまうことがあります。
これは原因がハッキリしているので分かりやすいですが、
食材を小さく切ったり、しっかり噛んで食べるように教えることで解消されます。

食感、味が嫌い

うちの子供はこの原因が多かったのですが、
単純に味がダメな場合はえづきます。人参やピーマンなど味の強い野菜だとよく起きていました。
それに、食感がダメということも多いです。柔らかすぎるものが嫌いなど、それぞれに嫌いな食感がありますので
子供の好みに合わせてあげることも大切です。

えづいて吐いてしまう

実際に吐いてしまうというのは、体調不良・病気での可能性もありますし、
吐き癖がついてしまっているという可能性も考えられます。
この場合は、少し様子を見て、普段と様子が違えば迷わずに病院に行くことをおススメします。
他にも「自家中毒症」と呼ばれている、子供に発生しやすい症状も考えられます。こちらについては下で解説します。

食べすぎ、気持ち悪いものを食べてしまった、ということが原因であれば特に気にすることはないですが
実際に吐いてしまうというのは良い状態ではないので、体調の変化を見逃さないように気にしてみてください。

うちの子供の場合は、嫌いな物を無理して飲み込んでしまい気持ち悪くなってしまうということが原因でした。
無理をして食べさせることも負担になってしまうので注意が必要ですね。

病気?治療は?治るものなのか?

病院

様々な原因によりえづくことが理解できたかと思いますが
治るものなのか?気になりますよね。

単純に、食べ物が嫌い、食感が嫌いというのであれば、
今無理して食べなくても、徐々に食べられるようにはなりますのでご安心ください。
しかし、諦めずに1口食べて「すごいね~」「食べられるようになったね」など褒めてあげてください。
本当に徐々にではありますが、食べられるようになります。

では、肝心な原因である「精神的ストレスの場合のえづき」「えづいて吐いてしまう」の2つについて
更に詳しく説明していきます。

精神的ストレスの場合のえづき

これは病気ではなく、ストレスが原因です。
「食べないといけない」「食べないと怒られる」「嫌だけどお母さん(お父さん)を悲しませたくない」
などの思いがストレスになってしまうわけです。
これを治していくには少し時間が必要とはなりますが、確実に良くなりますのでご安心を。

えづいてしまう時に「わざとしないで」「ちゃんと食べなさい」などと言うことは言わずに
「無理しないでいいからね」「少しだけ食べてみる?」など優しく声掛けをしてください。
お子さんも「無理しなくていいのかな」「食べなくても怒られなさそう」と思うようになり
心の負担・心のストレスが減ってきますので、食事を楽しめるようになってきます。

数カ月~1年ほどはかかってしまうかもしれませんが、辛抱強く続けてみてください。
徐々に良くなっていくと思います。
親も心の余裕が無いと、つい怒ってしまったり、イライラしてしまう時がありますが、
この頃の子供は成長してきたとは言え、まだ心や体は子供です。
親の都合で怒ってしまっていては、理解できずに苦しんでしまうことになりますので
一呼吸おいて、落ち着いてから、優しく接するようにしてみましょう。

子供が食べるのにストレスが無くなるような工夫もしてみると良いかもしれません。
悩んでいる時に、読んでよかったなと思えた本がこちらの「食べない子が変わる魔法の言葉」という本でした。
これで全てが解決するわけではありませんが、椅子を変えてみるという工夫や、気持ちの持ちようとして少し楽になった本です。
あまり悩み過ぎずに、本を読んでみることで気持ちを落ち着かせてみるのも良いです。


食べない子が変わる魔法の言葉
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えづいて吐いてしまう

もう1つ、えづいて吐いてしまう場合は少し注意が必要です。
の原因として「自家中毒症」というのがあります。
別名:周期性嘔吐症、アセトン血性嘔吐症 とも呼ばれています。
これは病気というより体の状態の1つとして考えられているものですが、治るものなので安心してください。

この病気の原因としては、感染(風邪)や疲労、過度の緊張などが原因となり
嘔吐を繰り返してしまい、エネルギー源のブドウ糖を利用できずに、脂肪を利用するときに
脂肪が燃焼したもえかすと溜まるケトン体が増加した状態です。

特に6歳以下の子供に発生しやすく、季節も冬~春頃に発生しやすいという報告があります。
発症の回数も年に数回程度と頻度は多くないので、たまにえづいて吐いてしまう、というお子さんは
可能性の1つとして覚えておくと良いかもしれません。

6歳を過ぎて治る子供がほとんどで、明確な原因は判明していないものですが
最近では重症化するケースというのは稀になってきているようです。
治療法としては、軽度の場合は「食事療法」、食事な水分補給が困難な場合は「点滴療法」となります

食事療法にて、水分補給・糖質補給をすることで徐々に回復しますので
保温をしてあげ、安静にした状態で、落ち着かせることを心がけてください。

この自家中毒症はあくまでも可能性の1つですので
他の感染症、アレルギー、など別の要因がある可能性もあります。
病院で医師の診断をしてもらうに越したことはありませんので、気になるえづき、嘔吐があった時は迷わず受診しましょう!

まとめ

子供のえづく原因について、いかがでしたでしょうか?
心のストレスという場合が多いようで、特にイライラしてしまったり、怒ってしまうと
繊細な子供は特にこの状態になりやすいようです。

子供を育てる身として、親として、「心に余裕を持って」「広い心と気持ちで」「気持ちを落ち着かせて」と言うのは簡単ですが
仕事をして疲れて食事を作ってとバタバタしている中で、なかなか大変ですよね。
特に手間暇かけて作った料理でえづかれると「なんで…」と思ってしまう気持ちも良く理解できます。

なるべく、親自身の負担も減らして、時間の余裕を持てるようにしましょう。
別記事にて時短を利用した美味しいご飯を食べる記事も紹介してありますので、参考にしてみてくださいね。
子供の食事子供のいる家庭の食事作りの悩みに|宅配を利用して解決しよう

自分でしっかりと作る、ということをしないと、子供が食べない時でも「手間暇かけてないから、まぁいっか」と思えるようになります。
親自身がゆとりを持てるようにし、子供に対してもゆとりを持って接することができるようにしていきましょう。

追記:成長と共に解決されるえづき

実体験として、保育園に通っていた頃は毎日のように夜ご飯を食べる前にえづいていました。
それから数年経ち、小学生になると以前のえづきが嘘のように全くなくなりました。
むしろ嫌いだった野菜も自ら食べるようになっています(嫌いな野菜は食べませんが)。

子供も食べ物に対する知識や経験がついてきて、見ただけでえづきが無くなったように感じています。
えづいている内は、大丈夫かな?と心配になってしまいますが、徐々に良くなってくるのでご安心ください。
親ができることとしては、子供の気持ちを理解してあげて、親としても食べ物の知識をつけることだと思います。

心配になったり、嫌になったりすることもありますが、めげずに頑張りましょう!
子育てはこの先も長く続くので長い目で、成長を楽しみつつ応援しましょう。

コメント

  1. […] 子供に多い【食事の時のえづき】の原因について子供の食事の時のえづく原因について解説します。 何故えづいてしまうのか?対処法はあるのか? 心配になってしまうことがあります […]

  2. 蕎麦と白米 より:

     22歳大学四年生です。今までずっと、柔らかすぎてべっちょっとしている食べ物や野菜を口にいれ、唾液と混ざった瞬間にオエっとなる理由が分からなかったのですが、この記事でやっと分かったというか、腑に落ちました。自分はそもそも野菜が好きではないため、【食感、味が嫌い】なことによるえづきもあったのですが、【精神的ストレスの場合のえづき】も大きかったんだなと実感しました。
     自分語りになりますが、うちは父が厳しいので、少しでも残すと「次の食事の時に全部食べなさい。食べ終わるまでメインは出さない。」と怒られ、鍋やバーベキュウで“久々に”好物ばかり食べていると「嫌いな物を食べれるようにならないと大人になれない。社会に出たら恥ずかしい。ちゃんと教育できなかった親の責任になる。全部食え。」と脅され、常に「「食べないと怒られる、最悪56される。」」とビクビクして生きてきました。
     給食や友人との外食の時はそもそも抜いてもらったり友達にあげたりと、「食べない」選択肢を作れますが、家での食事や家族での外食は「何が何でも、吐いてでも食べなきゃいけない」という切迫感が強かったため、嫌いな料理が出た時の食事は本当に憂鬱です。最近は「俺が間違ってた、ごめんな。」と父は嫌いな物を食べなくても怒らなくなりましたが、母は怒りこそしないものの、嫌がらせのように「これあんまり好きじゃないから入れないで」と言ったものばかりを料理に入れてくるタイプなので、22歳になった今でも『柔らかすぎてべっちょっとしている食べ物や野菜を、口にいれて唾液と混ざった瞬間にオエっ』となります。もし記事主様のお家で育てたとしたら、今は野菜も食べられるようになっていたかもしれませんね。笑
     話は変わりますが、めちゃくちゃお腹が空いてる時に限って嫌いな食材が出て、あんまりお腹が空いてない時ほど好物が出てくるのはなんでなんでしょうか。笑

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